Sudarshan Varadhan Florence Tan

[シンガポール 22日 ロイター] - ポルトガル最大の電力会社EDP傘下の再生可能エネルギー会社EDPリナババイス(EDPR)は、同社最大となる太陽光発電所を年内に日本で着工することを明らかにした。

ある企業に直接、電力を販売するという。企業名は明らかにしていない。

EDPRは欧州や北米を中心に事業を展開しているが、分散型太陽光発電設備から大規模プロジェクトに軸足を移す中、アジア太平洋地域で法人向け電力契約の拡大を目指している。

同社のペドロ・バスコンセロス・アジア太平部門最高経営責任者(CEO)は「44メガワットのプロジェクトで、日本では事実上メガプロジェクトだ」とし、1─2カ月後に着工し、2025年に稼働を開始すると述べた。

EDPRはシンガポールとベトナムの再生可能エネルギー事業に大規模な投資を行っており、アジア太平洋地域に設置した発電施設の容量は今月1ギガワットに達した。同業サンシープを買収した昨年2月から2倍に拡大している。