NY株3日続落、370ドル安 金融引き締め長期化を警戒
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きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅続落。
米株式市場では前日のFOMC後の流れが本日も続いています。
政策金利は予想通りに据え置かれたものの、FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)では年内にあと1回の追加利上げの可能性が示唆されたほか、2024年は年末までに5.00-5.25%を見込んでいます。
6月は2024年末までに4.50-4.75%まで利下げを予測していたことから、上方修正した格好となっており、市場にはタカ派なムードが広がっており、きょうも米国債利回りは上昇。
原油相場がNY時間にかけて買い戻しが膨らんでおり、プラスに転じていることも、米株式市場の売りに繋がっている模様。
前日のFOMCは、これまでFRBが示していた「より高く・より長く」金利水準を据え置くとの方針を具体的に示唆した格好となりました。
また、パウエル議長が「ソフトランディングはまだ可能だが、基本シナリオではない」とコメントしたことも株式市場のセンチメントを圧迫している模様。
特にIT・ハイテク株の下落が目立ち、ナスダックは大幅安。
金利が高止まりするのであれば、投資家は成長株購入自体を見直す可能性があります。
VIX急騰して17.5台と久々高水準ですが、恐怖意識20台には遠い水準(それだけ楽観広がっていました)。
金利が落ち着いてこないと厳しい状況ですが、これまでの上昇圧力も相当で徐々にレンジ形成する可能性も。
日本株は本日昼の日銀政策決定会合に注意/警戒要です(逆にスルーだと上行くかもです)。