(ブルームバーグ): 今年最大級の新規株式公開(IPO)を実施した食料品配達プラットフォーム、米インスタカートの株価は取引初日の19日に12%上昇した。軸足を広告事業にシフトすることを投資家が受け入れていることを示すとともに、米上場案件の回復に弾みをつけるものだ。

インスタカートの初値は42ドルとなり、IPO価格の30ドルを上回った。IPOでは仮条件レンジの上限に価格が設定され、6億6000万ドル(約975億円)を市場から集めた。取引初日は一時43%高となった。終値は33.70ドルで、時価総額は93億ドルに達した。

インスタカートの評価額は、完全希薄化後ベースで110億ドルを超えた。新型コロナウイルスのロックダウン(都市封鎖)の中で事業が急成長していた2021年の資金調達ラウンドでの評価額は390億ドルで、その水準からは急減したが、この約2年間に上場した企業としては最大級に位置付けられる。

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原題:Instacart Delivers 12% Debut Gain After $660 Million IPO (3)(抜粋)

(株価を更新して全体を書き換えます)

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