[14日 ロイター] - 米アルファベット傘下グーグルが、対話型人工知能(AI)ソフトウエア「ジェミニ」の初期バージョンを一部企業に公開したと、情報技術(IT)ニュースサイト「ジ・インフォメーション」が関係者の話として14日に報じた。

ジェミニは新興企業オープンAIの対話型AIソフト「チャットGPT」の言語モデル「GPT─4」に対抗するもので、チャットボット(自動応答システム)やテキストの要約・生成などに使用される大規模言語モデルという。

ソフトウエア開発者のコード作成やユーザーのリクエストに応じたオリジナル画像の生成にも役立つと期待されている。

グーグルが開発者にアクセス権を与えているのはジェミニの比較的大規模なバージョンだが、GPT─4とほぼ同等となる開発中の最大バージョンではないという。

グーグルは現時点でロイターのコメント要請に応じていない。