2023/9/11

【新常識】「5つのチャート」で知る、世界の働き方最新事情

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NewsPicksでは週7日毎日、世界のビジネス/テックのトレンドの背景を追うシリーズをしています。月曜日は「Must Read(今週のビッグテーマ)」です。
INDEX
  • ①米欧アで全然違う「オフィスの常識」
  • ②世界でも「最少クラス」の日本
  • ③不動産価値190兆円減。マッキンゼー試算
  • ④リモート求人が多い国トップ10
  • ⑤リモートワーカーが群がる都市トップ10
  • 「もう戻れない」

①米欧アで全然違う「オフィスの常識」

新型コロナウイルスのパンデミックが収束し、大半の生活は正常に戻った。映画館には観客があふれ、夏の空港には旅行者が殺到し、子供たちも通学し始めている。
ただひとつ、元に戻らないのは働き方だ。
数え切れないほどのオフィスワーカーが在宅勤務を強いられてから3年半。企業も従業員も政府もいまだに、変化し続ける職場環境にどう適応すべきか苦慮している。
とはいえ、地域や文化ごとに状況は大きく異なる。
世界でもリモート率が高いイギリス(写真:Jason Alden/Bloomberg)
総じて、アジアと欧州では、北南米より早くオフィス勤務へと戻りつつある。
複数の調査によると、初年度で感染拡大をうまく抑えたアジア各国では、人々が在宅勤務に慣れきることがなく、オフィス復帰への抵抗も比較的小さかった(👇図)。