ディズニーチケット「最大1万円超え」 かえって満足度が「高まりそうな」理由
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20年以上、観光レジャーの市場を見ていて思うことなのですが、この業界というのは「半分はソフト投資(人材教育、おもてなし、採用など)」が必要で「もう半分はハード投資(リニューアル、修理修復、リノベーション)」が必要な業界です。
ディズニーリゾートに子供を連れてよく行きましたが、刮目するのはエレクトリカルパレードで電球が1つも切れていないことでした。
しかし、地方の旅館やホテルで、看板のネオンが切れていることすらあるのです。
いくら料理が素晴らしくても、おもてなしが素晴らしくても、温泉が素晴らしくても、一目みて外観などの老朽化が進んでいるところに積極的に高いお金を払って泊まりにいきたいという消費者は多くはありません。
つまり今、観光レジャー業界に求められていることは、しっかりとしたサービスを高付加価値(高単価)で展開し、それを元手に「再投資の好循環」を回していくことなのです。かつてとある開発でオリエンタルランドさんとご一緒させていただいた経験がありますが、関係者の皆さんの熱量が高い一方、高圧的な態度が一切なく、とても気持ち良く仕事をさせていただきました。
価値ある体験を提供するためのコストは安くはないことを皆さんが理解しつつ、そこで得られた利益はきちんと従業員の皆さんに還元されることで、さらなるサービス向上が図られるという正の循環が生まれると良いですね。
ちなみに気になってOlrandoのディズニーチケット価格を調べてみましたが、現在のレートで1日20,000円を超える日も。
どこもかしこも夢体験にかかる値段は上がっているようです。ディズニーシーの開発費とほぼ同規模の開発資金を撃ち込む改心の増築。期待せざるを得ない。
アメリカ本体(とくに2つ目のフロリダから街全体という方針が明確に)含め、街全体を巻き込んで、「増築」が続いていく構造そのものを織り込んだ構想力こそ、ディズニーランドブランドの凄み。