急成長する中国の中古車市場、メーカーとベンチャーが殺到
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おそらくメーカーにとっては、中古車販売による利益というよりは、中古車市場の確立により新車が売りやすくなることがメリットになっている。
中古市場が確立されているものはオペレーティング・リースが可能だし、個人消費者に対しても中古ならいくらで売れる、という概算がつけば新車購入の敷居が低下する。
それにしてもCtoCの仲介サービスとは。車は詳しくないが、日本だとネットは販売店の検索にとどまるところが多いと認識している。いくら認証されているとはいえ金額が大きいのでトラブルも多そう。中国の中古車市場は随分前から活況だった。問題は詐欺が横行していたこと。素人には分からない部品のすり替えなどが頻発した。それを、「人人車」はボルボの代理店で無償の認証サービスで消費者に安心をもたらそうとしている。ポイントは、1:「認証サービスに協力する代理店を増やす」2:「代理店の信用を担保し続ける」。特に、2を継続できるかどうか。
中古車といえば、ノーベル賞経済学者のアカロフによって、欠陥車が出回るから自由な市場取引は十分機能しないと決めつけられたことで知られます。レモンの原理と呼ばれるやつです。しかし経済の現実は、その考えが誤っていたことを証明しているようです。