混乱時はインフレ期待の維持が重要=ECB総裁
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ラガルド総裁の指摘はその通りだと思いますが、ユーロ圏の問題は、公共部門を中心に労働者のバーゲニングパワーが強く、契約賃金の更改において実質賃金の確保を要求する点です。
労働者にとっては当然の権利である一方、実質賃金の算定に際して過去のインフレ率を参照してしまうため、物価上昇の影響が時間的ラグを伴いつつ持続することになります。
インフレ期待の安定は、契約賃金の交渉で労働者の過度な要求を抑制する意味はあるとしても、効果が限定される恐れがある訳です。
注目のコメント
ヘッドラインが若干わかりにくいでしょうか
「インフレ期待の維持が重要」は、「インフレ期待の固定化が重要」ですね
つまりインフレ抑制を徹底するということで、利上げ停止からは程遠いということになります