米ISM製造業総合景況指数、8月は47.6に上昇-市場予想は47
Bloomberg.com
8Picks
コメント
注目のコメント
米国東部時間早朝に発表された雇用統計の弱めの数字を受けて米国債10年物の金利(利回り)が低下したのを確認して眠りに着いたところ、朝起きてみたら結局、長期金利が上昇していたのでアレッ、見間違えたかと思っていました。マーケットは、ISMが米国景気の安定化を示すものと理解したので、金利が反転上昇したのですね、なるほど。でも、雇用統計もISMも、広い意味では、米国景気が「巡航速度」に落ち着く兆しを示すものですので、マーケットの反応の仕方が真逆なのは、少し不思議です。
ISM(ヘッドライン)の先行指標となる「新規受注」-「在庫」は1月をボトムに持ち直しつつあります。製造業の改善傾向を引き続き示唆しています。また、週次で米経済(景気動向)を捕捉できる便利な指標がNY地区連銀公表のWeekly Economic Index(WEI)です。こちらも直近分が8ヵ月ぶりの高水準を記録しています。労働市場の需給ひっ迫は徐々に解消へ向かっている一方、景気には底堅さが残っています。利上げ打ち止めが濃厚となりつつある一方、利下げに転じる時期はまだかなり先のことになりそうです。