2023/9/2

【SNS】ネガティブな「逆張り」は人々を思考停止させる

NewsPicks編集部

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INDEX

• SNSで逆張る人々
• 分かれ道は「未来性」の有無
• 「正解」を鵜呑みにするな

「逆張り」という言葉にどのようなイメージを持つだろうか。

今週紹介する『「逆張り」の研究』（筑摩書房）の著者、綿野恵太氏は、逆張りには複数の意味があると解説している。

本来は相場の下落局面で買い、上昇局面で売るという投資手法を指す「逆張り」。

ビジネス界隈ではポジティブな意味合いで使われることが多いが、SNS上ではマイナスな意味合いで使われているという。

「ブーメラン」「オマエモナー」「それってあなたの感想ですよね」──。

こういったネットスラングに共通しているものこそネガティブな意味での「逆張り」だ。

「悪い」逆張りは、人々を思考停止に陥らせることがある。

そのわなから逃れるためには……？綿野氏に話を聞いた。

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• SNSで逆張る人々
• 分かれ道は「未来性」の有無
• 「正解」を鵜呑みにするな

SNSで逆張る人々

コメント

注目のコメント

• 清水 勝彦

  慶應ビジネススクール 教授

  ・2023年09月02日

  逆張りが思考停止をもたらすのではなく、思考停止だから逆張りの決まり文句で返すんじゃないかと思います。「多くのビジネス書には明確な「正解」があります。」という発言も、考えてみれば自分で考えることなく他人に正解を求めるという社会の本質を言い当てているのでは？
  
  ちなみに個人的には逆張りの代表はローランドと思うのですが、彼は彼で一本筋が通っていると感じます。時々ついていけませんが。
• 小林 伸代

  NewsPicks 編集部記者

  ・2023年09月02日

  「逆張り」と聞くと、どのような意味合いを連想しますか？
  NewsPicks読者の方には企業が生き残る戦略としての逆張り、株の投資手法としての逆張りを思い浮かべる人が多いかもしれません。
  
  この本で扱う逆張りは「じゃない方」です。
  
  SNS上で飛び交う「逆張り」というレッテル、あるいは自分と異なる主張にはその背景を考える余地もなく反射的に「逆張る」人々。
  どちらかというとマイナスな逆張り現象について、SNSの興隆の歴史や事例に基づき紐解いています。
  
  綿野さんによると、マイナスな逆張りは思考停止につながるとのこと。自分の日頃の発言や思考法に逆張り要素がないか点検すると良いかもしれません。（私は思い当たる節がいくつもありました…）
• 佐藤 元則

  NCB Lab. 代表

  ・2023年09月02日

  言葉はその人の精神を表象します。精神のポジショニングによって、身体がそれに反応しはじめます。やさしい言葉、美しい言葉を使うことを心がけましょう。