まさかの大幅利上げ、不意を突いたトルコ中銀のタカ派姿勢とリラ高の賞味期限
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トルコが大幅利上げを行い、政策金利は25%になりました。瞬間、リラは急騰しましたが、結局、相場は軟調です。リラ急騰は、介入もあった可能性が指摘されています。結局、利上げがまだまだ不十分なわけです。
トルコの話を日本に準えたり、他山の石としたりすると、後述する需要刺激派から嘲笑を受けたものですが、トルコリラで日本円の問題は、その質にはまだ距離がだいぶあるものの、日本が学ぶべき問題を沢山含んでいます。
私はこの間に進んだ構造的円安の元凶が、需要刺激派に与した大衆迎合政策にあると考えています。この点は、トルコと全く同じ構図です。ストックの対外資産とフローの貿易収支をはき違えた主張も良く見られたものです。