Hyunjoo Jin Joseph White

[29日 ロイター] - 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が米電気自動車(EV)大手テスラの運転支援システム「オートパイロット」の調査で、従来より長くハンドルから手を放して運転できるようにするソフトウエア更新について、同社のに説明を求めていることが、29日公表の資料で分かった。

NHTSAは質問への回答と書類の提出を求める特別命令を7月26日付で出していた。車両のリコール(回収・無償修理)は要請していない。

NHTSAはテスラへの書簡で、ソフトウエア更新により制御の必要性が低下した結果、運転手が不注意になり、オートパイロットを適切に管理できなくなる可能性があると指摘した。

ソフトウエア更新の時期や対象車両の台数、更新の理由、対象車両の衝突や衝突一歩手前の事案について報告を求めた。

NHTSAのアン・カールソン局長代行は先週、オートパイロットの調査は近く結論に達するとロイターに述べていた。「人間が技術を過信する」ことに留意したシステムが必要だと述べていた。