[22日 ロイター] - クラウド関連大手の米VMウェアは22日、米半導体大手エヌビディアと組んで、クラウドではなく自前のデータセンターでの生成AI(人工知能)の開発を望む企業向けに新たなソフトウエアツール群を開発したと発表した。

このソフトウエアツールはエヌビディア製半導体を運用するために設計されている。エヌビディアはAIシステム向け市場で強い支配力を持つ。

市場への投入は来年となる見込み。価格は明らかにしなかったが、顧客がこのソフトウエアで運用するエヌビディア製半導体の数に基づいて決まるという。

VMウェアのラグー・ラグラム最高経営責任者(CEO)は、生成AI技術はソフトウエア開発業者による迅速なコード作成の支援から法的契約のより速い作成まで、あらゆる面で企業から関心を持たれているが、同社の顧客の一部はデータが慎重な取り扱いを要する場合には自前のデータセンターで作業したいと考えていると述べた。