防衛協力の強化で一致 日米韓首脳が共同会見 首相「新時代開く」
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中国の脅威が増大している一方、一定の対話を確保したい局面で開催された首脳会談。NYTやPoliticoでは3首脳が公の席では中国への言及を避けたことを強調しています。バイデン大統領は、この会談の枠組みは仮に大統領が代わっても維持されると主張する一方、「トランプ氏のアメリカファースト政策は我々を弱くする」と述べたことを紹介しています。大統領選に向けてバイデン大統領は同盟国との協調路線での脅威への対峙政策を誇示する一方、共和党側は中国への姿勢を弱腰とさらに批判してくることは確実。一定の対話確保という基軸をどれだけ早期に運ぶことができるかが重要だと思います。https://www.politico.com/news/2023/08/18/at-camp-david-biden-hails-next-era-of-partnership-between-us-south-korea-and-japan-00111901
早速、中国が反応して、台湾を取り囲む大規模な演習を開始しました。
https://twitter.com/i/status/1692372253089112462
バイデン政権は、9月にはベトナム政府と戦略パートナーシップ協定を締結する予定です。
https://www.politico.com/news/2023/08/18/biden-vietnam-partnership-00111939
バイデン政権は、他にも北朝鮮に働きかけるなど、来るべき時に備えて、着々と事前に打てる手を打とうとしています。そろそろこの中国牽制という見出しはやめませんかね。中国見据え3カ国連携強化、が適当でしょう。今回の合意のポイント経済安全保障面での3カ国の協力。半導体やAIなどのサプライチェーンに関する情報共有は意義はあります。また、局長級の「インド太平洋対話」の新設も注目です。中国が圧倒的な影響力を強める太平洋島嶼国やASEAN諸国に対してインフラ支援などで巻き返す狙いがありそうです。