7月首都圏マンション、平均価格は9940万円 前年比55%上昇
コメント
注目のコメント
新築マンション価格は、新規売り出し物件の価格に左右されやすいので、見方に注意が必要です。ただ東京23区の中古マンション価格(70平方メートル換算)も、19年6月と比べ約3割上昇しています。この1年で急上昇しているようには見えませんが、マンション価格自体はずっと上昇トレンドにありますね。
中古高騰、自宅マンション売るなら? 税・手数料に注意:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB2797J0X20C23A7000000/こういうものは、定点観測だけでなく国際比較も大事。
さらにいうと、「首都圏のマンション」などというものは存在しないので、
場所と面積くらいは場合分けして考える必要があります。
それをしないと、「パワーパップルでも買えない」などといってこれはバブルだと決めつけることになります。
私は、東京の中心部のマンションがニューヨークのマンハッタンやロンドンなどと同じ括りになって、価格の鞘よせが起こり始めているということだと理解しています。マンション価格高騰ニュースが多いので国交省発表の中期価格推移を調べてみました。
*国交省 不動産価格指数(住宅)(令和5年4月分・季節調整値)
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/content/001621830.pdf
*PDFファイルに直リンクしています
私は2009年の不動産流動化市場崩壊を現場で見ていたので商業不動産が気になりますが、数字をみると流動化プチバブル崩壊前の2007年4月に算出が始まって2013年頃からマンション価格が上昇し続けています。
もうちょっと調べると都心6区の平均価格は1億円超ですが、区外の市部はそうでもないようです。
建設コストは上昇しているので新築価格を下げるのも難しく、購入側も相続税評価額は40%→60%へ上昇したものの節税は可能なのでニーズはまだありそうですし、円安で海外からの物件購入も増えているので需給面でも当分は上昇しそうに思えます。