ドン・キホーテ運営会社 1年間の決算 売り上げなど過去最高に
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2023年のインバウンドは人数こそ、コロナ禍前の2019年に対し100%以上の回復はまだしていません。
しかし、①円安 ②インフレ率の差 ③リベンジ消費 などの複数の要因により1人あたり消費額は激増しています。
2019年は一般客1人あたりの日本国内消費額は15.9万円だったのですが、今は20万円を越えているのです。
結果、7/20の野村総研の予測では、2023年のインバウンド消費額は5.9兆円という予測になっています。
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https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2023/fis/kiuchi/0720_2
これが本当になったら、コロナ禍前の、2019年に対し、123%アップです。
そして、意外と知られていないことに、インバウンド消費のうち、最も大きいものは買い物代で、コロナ禍前の2019年は、1.7兆円ありました。
そのうち、消費税免税による販売金額が1兆761億円です。
そして、消費税免税販売、日本ナンバーワン企業は、ドン・キホーテ!!
920億円も免税販売していました。
これは大手百貨店のどこよりも大きな金額でした。私の地元、アピタはいつ潰れるかと言われる店でしたが、MEGAドンキに改修して一気に復活しました。やはり経営手腕は流石だと思います。
地元のアピタ高森店は、正直その…あまりお客さんが入っているようには見えず、テナントも空きスペースが目立つような感じでした。当時ユニーは店舗の整理を進めており、いつここが整理されるかと思われていました。
ところが急転直下ユニーをPPHが買収、そして長野県下発のMEGAドンキユニー業態への改修されて、一転、かなりお客さんが殺到するようになりました。オープンの時などは、周辺の道路が麻痺するぐらいお客さんが入って私はたどり着くのを諦めたくらいです。
もちろん開店時の様なことはありませんが、今でも週末のピーク時は、駐車場が一杯になります。また、客層も若い家族にフォーカスを合わせていて、メインの客層も変わりました。
売場には少し離れた場所(上伊那)の市町村のゴミ袋が置いてあることから、商圏は半径30キロぐらいはあるような気がします。かなり遠くから、お客さんがいらしていることが分かります。
都市部の業態、例えばアキバドンキのイメージとか合って正直不安でしたが、蓋を開けてみたら、地元愛を刺激するようなPOPや、アピタ時代から取り扱っている地元の食品などもちゃんと押さえていて、こりゃ見事だと思ったものです。伺うと、ああみえて店舗ごとにかなりカスタマイズを許しているのだとか。
正直、安さという点で言うと、それほどではありません。注意しないと結構高いものもあります。ですが、最近はユニークなPBなどにも力を入れていて、収益性も確保しているようです。
店の中にいるとそれだけで、ブランディングや、ITの使い方、従業員の方の動き方など、色々と勉強になります。
かならずしもドンキホーテだけの効果という訳ではないでしょうが、MEGAドンキホーテユニー高森店の周辺は活気を帯びています。近くのカインズホームも店舗改修、JFL公認サッカー場の建設が決まり、川を生かした道の駅のようなスペースも出来る予定で、地元の新たな中心地になりそうです。
そして、売上過去最高。すごいですね。
ドンキホーテには感謝しています。最初は単なるバッタ屋とみんなが思っていたドンキが、安くて良いものを供給するという意味で、かつてのスーパーマーケットの位置を置き換えている。スーパーマーケットもかつては庶民の店と百貨店に差をつけられていたが、百貨店を駆逐すると言われていたスーパーはコンビニに駆逐され、百貨店はしぶとく生き残っている。本当に商いとは奥が深いものですね。#ドンキ大好き