訪日客増喜べぬクレジットカード各社 手数料赤字、年200億円
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う~ん、有料記事なので読めないけど、国内発行カードに対するインターチェンジ手数料をベースとした店舗手数料だとインターチェンジ手数料の高い海外発行カードの扱いはアクワイアラにとって逆ザヤになってしまうという話かな。
これ規制で域内のインターチェンジ手数料が低く抑えられているEUではもっと問題になってよさそうなものですが、実際にはEUがVISAやMasterに対してEU域外発行のカードについてもEU域内発行カードと同様の安いインターチェンジ手数料を約束させるという対策をとっています。
Commission accepts commitments by Mastercard and Visa to cut inter-regional interchange fees
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/IP_19_2311
(追記)
海外に流れる手数料のうち1.8%がカード発行会社の取り分であるインターチェンジ手数料。
残る0.8%がscheme feeなどと呼ばれるVISAやMasterの取り分ですが、高いなぁ。インターチェンジとは異なり先日の公取の調査でも取り上げられなかった費用ですが、恐らく国内取引だと非常に安いのだと思います。最近では、日本でもissuer の取り分はかなり低くなっています。
→平均して1.5%を切るのでは?
それに対してこの試算では、issuerの取り分がかなり高いですね。
↓
海外のカード発行会社に1.8%程度、米ビザや米マスターカードなど国際ブランドに0.8%程度の手数料を払う。システムや人件費なども考慮すると、0.7%分の赤字となる。
ブランドへの手数料は、利用額に対して%での手数料だけでしたか?
1決済幾らという費用はどこにいったのか?
いずれにしろ、issuers へ1.8%はかなり高いインターチェンジフィなので、デパートとかレストランですね。
日本ではアクワイアラーは三井住友カードや三菱UFJニコスなど大手が強いので、彼らが頑張ってブランドと政府に働き掛けるのが順当です。大雑把にまとめると、訪日旅行客による売上高の1.9%ほどが国内のカード会社に入るが、2.6%ほど海外へ支払いが発生する赤字構造になっている。ユニットエコノミクスが成り立っていない。
原因はビザやマスターのブランド側のパワーが強く、手数料の値上げを受け入れざるを得ないから。
国のキャッシュレス促進には大きな課題。電車もクレカで乗れるようにしようとしているが、ますます赤字が拡大する。プラットフォーマーは強いですね、本当に。