SWIFTの牙城崩せるか シンガポールの決済スタートアップ「Thunes」
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SWIFTがクロスボーダー送金で絶対優位なのは、マネロン対策、金融機関のコンプライアンス対策において、信用できるサービスであるということと、そのサービス地域の網羅性です。
郵便局がなくならないのと同じ理屈ですが、サービスのニーズが高い地域だけに絞り、送金額もマネロン対策上ある程度の許容範囲である100万円以下の送金に絞れば、SWIFTと匹敵するサービスは実現可能だと思います。
そうではなく、本当にSWIFTに対抗できるサービスかどうかについては、発展途上国のUnbanked accountだけではなく、先進国のBanked accountを顧客に出来るかどうかがポイントだと思います。Thunesの現在の顧客を見てもRevolutやデジタルウォレットなどP2Pのクロスボーダー送金が主なのでは。
ただ現行でのSWIFTを介した取引でもThunesが特化しているような少額取引の割合は結構大きいらしく、SWIFTを置き換えないまでもこの部分の需要を取りに新たなプレーヤーが参入して競争するのは良いこと。
またこうした決済プラットフォームはユーザーからは殆ど見えません。ただこうした会社が頑張った結果は普段使いの銀行口座やウォレットからインスタント送金出来る送金先の増加といったUXの向上に繋がるので消費者的にも基本お得しかありません。