IQ130超「ギフテッド」36歳彼の生きづらすぎた半生
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IQの高さと関係ない話ですね。自分がサラリーマンに向いていないことに気づく能力が欠けていたためにどれだけ苦労したかというありふれた話でしかない。その原因の一つに、幼少期にちやほやされた経験があるというだけでしょう。
どんな能力があることもないこともすべて偶然なので授かりものといえばそうですが、「ギフテッド」という表現は「神から与えられたもの」、つまり元々は自分のものではないというニュアンスを含んでいて、そこに危険が潜んでいます。
スパイダーマン2(サム・ライミ版)において、後にドクター・オクトパスになるオットー・オクタビアスがピーター・パーカー(スパイダーマン)に言うセリフに、
Intelligence is not a privilege, it’s a gift.
And you use it for the good of mankind.
知性は特権でなく 授かり物だ
人類のために使わなければ
というものがありますが、授かり物の能力であるゆえに、それはもはや自分だけの能力ではなく公共物でもあり、自分のためだけではなく社会ために使われるべき、という発想になりがちです。この類の記事も、「ギフテッドの生きづらさを皆で理解してあげよう」というニュアンスを含んでいますが、そこには特異な能力を社会は潰してはならない、活かすべきという発想が潜んでいます。
これは本人に余計な「選ばれた人感」を持たせ、大人になってからの苦悩を増します。しかし、本来はどんな人でもできるだけ生きやすい社会であるべきでしょう。
記事後編で、"「能力があるからこその悩みなんです」と言われた。「初めて自分を肯定してくれる人で、とにかく『助かった』"というところがありますが、なんと切ないやりとりなのでしょう。
幼少期から能力ばかり肯定されてしまったからこうなってしまったのでしょうか。自分の存在を他者からの肯定に委ねてしまっている時点で無限地獄になります。まずは他者や社会をあるがまま受け入れることで、他者に依存せず自分を肯定し、それで初めて他者から肯定されることができるのではないでしょうか。僕もIQ180超えてて彼と同じく親が先生に呼び出されてましたけど概ね幸せに暮らしていますです。
IQが高い人みんな変人みたいな書き方はやめて欲しいですよね〜。記事の彼のこともIQを理由に切断してしまっています。
IQって言った方がヒキがいいんでしょうね。マジレスしても仕方ないか。私はとくにIQが高いということはないですが、受験をして、進学して、就職して、と属性が近い人が身の回りに増えるほど、生きやすくなっていきました。
地元にいる時は「あなたは違うから」と言われて疎外感を感じたこともありましたが、その後、特に京都大学に入った時は、変人ばかりで、(自分が変人だとは思っていなかったですが笑)何をやっていても変に目立つことなくのびのび過ごせました。
同調圧力のあるコミュニティより、個性的な人が集まるコミュニティの方が楽だなぁと。楽な環境は人それぞれですが、ギフテッドのかたも、無理をしすぎずに自分が居心地のよい環境を探してもいいのではないかなぁと思いました。
誰もが居心地のよい環境を選べる自由を手にできるようにしたいものです。