2023/8/12

【核心】なぜ「一生懸命努力している」のに報われないのか

NewsPicks編集部

NewsPicks編集部

一生懸命努力しているのに報われない──そんな悩みを抱いている人は少なくないだろう。

これを「一生懸命の呪い」と呼ぶのは、ビジネスコーチとして活躍する高森勇旗氏。近著である『降伏論 「できない自分」を受け入れる』（日経BP）が話題だ。

高森氏は、元プロ野球選手という異色の経歴の持ち主でもある。

現役時代は6年間でヒット1本のみを記録したのち、戦力外通告を受け引退。その後、ビジネス経験がほとんどない状態から身を起こし、「伝説のビジネスコーチ」と呼ばれるまでになった。

『降伏論』では、その数奇なキャリアから導かれた独自の成功法則が余すところなく明かされている。そのエッセンスを高森氏に語ってもらった。

INDEX

• 「一生懸命」と思考停止は同じ
• 「素直な人」の圧倒的な強さ
• 「最底辺」から見えた景色
• 力を抜くだけで「変身」できる

コメント

注目のコメント

• 倉田 浩美

  ヴィジョナリーブランド株式会社 代表取締役社長

  ・2023年08月12日

  「素直さの強さ」は、とても共感します。スポンジのように吸収していく人と成長を阻んでいる人の大きな違いは、圧倒的に「素直さ」の違いです。
  
  周りからフィードバックをもらった際に、つい「でも、、」と自分なりの理由を伝えたくなりがちですが、これは一番やってはいけない反応。自分のために言ってくれたことへの感謝を伝えるのが先決です。そのためには、感情的にならず、俯瞰的にフィードバックを捉えることが、素直さの第一歩です。
  
  「素直さ」とは、一番わかりにくく軽視されやすいが、一番効く成長へのビタミン剤の一つです。経験や年齢を重ねるとつい考え方が出来上がりがちですが、常にフラットに素直であることは大事ですね。
• 高橋 智香

  NewsPicks 記者・編集者

  ・2023年08月12日

  成功したければあきらめろ──。
  
  キャッチーな帯文に思わず目を引かれて、書籍を購入しました。「今っぽい、脱力系の本なのかな？」と思い読み始めましたが、読み進めていくといい意味でサプライズ。成果を出すための方法が具体的に、しかも淡々と書かれている。心地よいマッチョさのある本でした。
  
  うまく行かないときほど、もっと頑張らねばと「無闇」に努力してしまいがちですが、頑張り方は間違えてはいけないなあ、と己を省みました。
• 清水 勝彦

  慶應ビジネススクール 教授

  ・2023年08月12日

  一時期よく言われていたcoachability (コーチする価値がある)という言葉を思い出しました。人の意見を一度素直に聞いてみることの大切さはこの年になっても(この年だから？)感じます。