「髪の毛を切ってから、出直してこい」というヤジも…今夏甲子園の“非坊主”校、慶應高監督が明かす“高校野球の嫌いなところ”「皆、甲子園中毒になっている」(森林貴彦)
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注目のコメント
甲子園球場で野球部の生徒に坊主頭を求める人たちは、何を基準にそれを求めるのでしょう。
坊主頭以外の髪型が禁止されているわけではないですし、高野連が注意したわけでもない。
5類移行になっても炎天下でマスクの着用を求めたり、エスカレーターで片側のみを使用するよう強制するようなものです。むしろ、熱中症予防のために炎天下でのマスクの着用は推奨されていないですし、エスカレーターだって設置者側は両側で立ち止まって乗るよう求めているにもかかわらずです。
伝統だとか文化というものは、自分自身が個人的に気に食わないからといって、無理に型にはめようとする意識につながるものではありません。
慶応高校野球部は、それこそ昭和の時代から坊主頭を強制していなかった文化がありますし、それに比べれば高校野球の一部の伝統なんて、せいぜい全体主義の名残りでしかありません。もっと古くからの伝統、それこそ福沢諭吉以来の教えが根づいているのもまた尊いことです。