円が対ドルで144円台に下落、7月7日以来
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結論、大国の金利に全て左右される。つまり、アメリカの10年債の金利上昇に加えて、今夜に控えるCPI次第では政策金利のもう一回の利上げの可能性を捨てきれないことからドル高が続いています。
今週のG10通貨の強弱をみるとここまで円が最弱でドルが最上位に位置しています。円安の背景は長期金利の低下でその理由は、①世界的なリスク回避による債券選好、②好調だった日本の30年債入札(8日)、③実質賃金、実質消費の前年割れを受けた緩和長期化観測。一方のドルはリスク回避で買われた模様です。昨秋以降、総じてVIX指数とドルは順相関の関係にあります。6/30高値の145.07は当然意識されるでしょう。そろそろ本邦サイドから円安けん制の口先介入がきかれると思われます。輸入インフレを助長する円安には政府サイドも神経を尖らせているのではないでしょうか。基本的に145円超えは介入警戒ゾーンとみています。急激でなければ介入はないのでは?との見方もありますが、ならばゆっくりとなら150円突破してもいいのか?と考えた場合、やはり介入を警戒しておくべきでしょうね。