[ニューデリー 3日 ロイター] - インドのゴヤル商工相が先週、米電気自動車(EV)大手テスラの上級幹部と非公開の会合で会い、インドでの工場建設計画について話し合ったと、この件を直接知る2人がロイターに語った。

テスラはかねてより、インドで国内市場と輸出向けの低価格EVの生産工場を建設することに関心を示している。新工場で生産される車両の価格は2万4000ドルと、現在のエントリーモデルを約25%下回る水準になる見通し。

ゴヤル商工相と面会したのはテスラの公共政策・事業開発担当上級幹部ローハン・パテル氏と、サプライチェーン担当副社長のローシャン・トーマス氏で、投資振興機関「インベスト・インディア」の関係者とも会った。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)も6月にニューヨークでインドのモディ首相と会談しており、マスク氏はその後、インドへの投資に前向きな姿勢を示した。

関係筋によると、ゴヤル氏との面会はニューデリーのホテルで行われ、少なくとも他の政府関係者1人が同席したという。