29Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
同時に発表された『金融政策レポート』では、インフレは落ち着いてきたが、まだ高過ぎるというBOEの物価認識が示されています。おそらく、主要中銀の中では、最後まで利上げを継続することになるでしょう。それだけ、英国のインフレは深刻です。

英国のインフレが深刻である最大の理由は、これはもう、EU離脱に伴う供給ショックにほかならず、それは英国のエコノミストのコンセンサスです。離脱を煽る人の中には、大陸の方がその悪影響が強いと喧伝する向きもありましたが、現実はやはり、英国の方が悪影響が強かったわけです。

高金利政策の継続で懸念されるのは景気悪化リスクですが、特に不動産市場がその起点になると考えられます。住宅価格は下落ピッチを加速させていますが、まだ10%以上下げ余地があるという見方もあります。不動産市場の調整如何では、英景気に大きな下振れ圧力がのしかかります。
英国は先進国の中でも、最もインフレ抑制が遅れている部類に入りますから、そうなるでしょう。
「2%に下げるため、必要な期間、十分制約的になるようにする」の下り、イングランド銀行は金融緩和局面だけでなく引締め局面においても、フォワードガイダンスを当たり前のように使っているのですね。知りませんでした。「一段と持続的なインフレ圧力」は英国経済のことを述べているのでしょうが、他の先進国でも同様のことが起きているのだとしますと、世界の利上げサイクル終了は、まだまだ先のことと考えられます。
英国のインフレ率は5月の8.7%から6月の7.9%(前年比)へ減速していますが、まだ政策金利より高く、実質金利(=政策金利-インフレ率)はマイナスです。インフレ抑制にはこれをプラス圏に持っていく必要があり、まだ追加利上げがありそうです。
ただターミナルレートには近づいていると思います
インフレが終わるのが早いか不況が来るのが早いか、そのせめぎ合いですね