トヨタと提携した「ニーリー」 駐車場システム拡大に向け17億円調達
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ニーリー絶好調です。トヨタと提携したこともそうですが、業績自体が絶好調で全般的に資金調達が難航している2023年上期において、ニーリーは最高のラウンドを実施することができました。セカンドクローズの17億円も合わせると2023年上期のTop20に入る規模の資金調達をシリーズAで実施しました。
Keyrockは国内3社目、タイミー、ゼロボード、そしてこのニーリーです。フェーズ的には、タイミーとゼロボードの間ぐらいのタイミングでの出資かと思います。このタイミングで、駐車場管理SaaSというニッチ(とは言え、大きな展開よりがありますが)な領域のポテンシャルを評価いただけたのも、経営体制とトラックレコードの賜物かと思います。
会社の事業や今後の可能性については、こちらのインタビュー記事もご参照ください。
https://note.nealle.com/n/ne517a49c8823?gs=c1562a473521
<会社リリース:8/1に発表したセカンドクローズ>
海外機関投資家のKeyrock Capital Managementより17億円の資金調達。シリーズAの調達が完了し、累計調達額は56億円
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000088.000045188.html
<会社リリース:5/31に発表したファーストクローズ>
・SBIインベストメント株式会社、Logistics Innovation Fund投資事業有限責任組合、株式会社tb innovations、中国電力株式会社の4社を割当先とした出資
・株式会社三菱UFJ銀行、株式会社SBI新生銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社商工組合中央金庫の4行からの融資
総額16億円の資金調達を実施。創業からの累計調達額は39億円
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000045188.html香港の機関投資家Keyrock Capitak Managementが単独で17億円の出資、これによりシリーズA累計56億円の大型調達になったそう。
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000088.000045188.html
Keyrockは日本で3件目の投資。1社目のタイミーに投資したときに、Keyrockの代表に取材をしたところ、未上場でも社会課題を解決する企業に5-10年先を見据えて投資していくとお話ししていました。
その上で、強みとしては海外市場の情報力・分析力があるようでした。
当時書いた記事
タイミー、資金調達の裏側。海外機関投資家の景色:https://initial.inc/articles/briefing42提供する「Park Direct」はトヨタのサブスク「KINTO」と連携しています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000054790.html
月極駐車場と車の乗り換えは親和性が高いです。
セダンに乗ってたユーザーが「ミニバンに乗り換えたいけど、マンションの駐車場に入らないから近くに駐車場ないかなぁ」というペインは結構あります。
従来は車の乗り換えと駐車場探しは切り離していましたが、カーオーナーからすれば納車のタイミングで車庫証明のある駐車場を確保するのは骨が折れます。
駐車場情報がAPIで連携されていて、KINTOを購入検討時に車両のサイズに合う近くの駐車場が検索できてオンラインで契約できたらメチャクチャ楽です。
というビジネスモデルを想定して提携されてると勝手に私は思っています。
ただでさえビッグモーター事案でマイカー需要に茶々を入れられてるので、既存ペインを解決していくニーリーのようなビジネスモデルは応援したいですね。