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【完全図解】世界秩序が「100年に1度」の転換点に立っている

NewsPicks編集部
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注目のコメント

  • NewsPicks 記者

    世界の遠く離れたところでなにか大きな出来事があったときに、それをどう捉えたらいいのかというのは本当に難しいと常々考えて記事を書いています。
    個人的に、ここ数年の国際情勢全体を見渡したとき、最も大きな出来事は2021年の米軍のアフガン撤退だったと思っています。アメリカは2000年代の初めにアフガニスタンに攻め入り、あっという間にタリバン政権を崩壊させました。その後にタリバンに代わって民主主義や法の支配を根付かせようとして行った駐留は20年に及びました。

    しかしアメリカはこの国で民主主義を守ることができず(守るコストを払い続けられず)、2021年に撤退。首都カブールはあっという間に陥落しました。アメリカは20年越しにタリバンという近代的な軍備を持たない非国家アクターに勝つことを諦め、負けたということです。そしてこのアメリカの世界での「不在」を見たプーチンは戦争を始めました。

    テロとの戦いをやっているとき、「わたしたちが正しいことをすれば、世界がついてくる」と語ったのはラムズフェルド国防長官でした。しかし今、世界では全く違う光景が広がっています。もはやアメリカにはかつてのように単独で問題を解決する力はありません。そんな課題認識のもと、今週は世界秩序を取り上げる特集をお届けします。

    主役は、米中対立の真っ只中にクローズアップされるようになった「グローバル・サウス」という国々です。グローバル・サウスは単純なようでとても難しく、無数にある新興国の総称です。発展段階も国家体制も違う彼らですが、共通点は今まさに成長段階にあることです。

    特集一回目の今日は、グローバル・サウスとは実際のところ何者なのか、そして彼らが急浮上してくることで世界の秩序はどう代わっていくのかを徹底図解で掘り下げます。是非ご一読ください。


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    Collective Souls Inc. Founder & Managing Director

    「グローバルサウス」ってインドがリードしているナラティブなので、この言葉をそのまま取り入れ、使うというのは知らず知らずのうちにインドがリードしている世界秩序観を肯定することでもあります。

    「サウス」と言いつつも北半球の国もありますし、インドとパキスタンのように関係が良くない国も一緒くたになっており、大きなムーブメントではありますが、なにか明確なシステムや機構があるわけではない点は留意が必要でしょう。


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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    「グローバル・サウス」というひとまとまりの連合があるわけではないので、何か実体としての「グローバル・サウス」がある訳ではないですね。
     たとえば、インドもパキスタンも「グローバル・サウス」でしょうが、両者は宿敵の関係で、今後も戦争を起こしかねません。
     統率者のいないバラバラの国々の一部に、経済的に伸びている国もある、ということですが、その中で最大の経済力軍事力があるのは、もちろん中国です。
     ただし、中国も統率者とはいいがたく、そもそも統率する意志を持っていません。各地で商売して利益を上げるだけです。

    アジア、アフリカ、中南米諸国の時代、といわれたことは、1950年代以来、何度かありました。
     1950年代のアジア・アフリカ会議、
     1960年代の非同盟諸国会議、
     1970年代に毛沢東が唱えた第三世界論、
     1970年代の第3次中東戦争やイラン革命によるオイル・ショック、
     ベトナム戦争からの米軍撤退、
     等々、アジア、アフリカの時代が来る、という論調は、むしろ1970年代にピークに達していました。

    その後、1990年代くらいになると、米国一強の時代になります。理由は、
    ・アジア、アフリカといっても統一行動をとれるわけではなく、実際は地域紛争の敵同士である
    ・多くの国はソ連が後ろ盾であったが、そのソ連が潰れた
    ・多くの国は資源輸出国に過ぎず、経済が伸び悩んだ。唯一経済が伸びていた日本は、別にアジア・アフリカの代表でも何でもなかった。
    等です。
     
    つまり、「グローバル・サウス」的な議論は出てきては消えるのですが、今の旗振り役といえるのはロシアです。
     「多極世界」を唱えるロシアを中心に、欧米諸国からの「自主性」を大義名分として非民主的な抑圧的体制や軍事力による周辺国への侵攻を正当化する、これは1960年代から繰り返されてきたことです。
     冷戦時代のロシアの対アジア、アフリカ宣伝戦略の焼き直しです。
     イランやスーダン、シリア、ベネズエラなど、ロシアと直接結びついてる国もあれば、中国をはじめ、インドやトルコ、サウディアラビアなど、ある程度目立たないようにしてロシアと連携している国々もあります。
     これまでと同じように、旗振り役のロシアが潰れれば、消えていくスローガンでしょう。


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