あいおいニッセイ、事前協議の疑い 京成電鉄向け保険契約で
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注目のコメント
損保業界は長らく算定会料率という補償内容も価格も横並びという独禁法対象外の規制の中で商売をして来ましたので、この手のことに関するコンプライアンスにあまり感度が高くありません。
また、共同保険という仕組みが、幹事会社に補償内容も保険料も合わせることが前提なのでこういうことが行われるリスクが元々内在しています。
ビックモーターの問題といい、損保業界が長らく当たり前だと思ってやって来たことが、段々と時代の感覚とズレてきています。業界全体で改革に取り組む時期に来ているのかもしれません。保険とか建設とか、政府の許認可権限の強いところでこうした”不祥事”が目につきますね・・・。
私が中堅の現役だったころ、当時の大蔵省は、どこかの銀行が何か新しい商品を開発して売ろうとすると、他の銀行にそれを伝えて後追いさせ、すべての銀行の体制が整ったところで君のところは先駆者だから何時から売って良い、君のところはいつから、君のところは三番手、なんていう調節を当たり前の如くやっていたように思います。それが所謂”護送船団行政”です。
保険会社も建設会社も数は今なお多いですから、真の意味での”新自由主義的競争”が機能していたら、こうしたことが起きるとは思えません。我が国にとって真に必要なのは、公正な競争を促進する真に開かれた環境作りだろうと改めて感じます。もはや、不正と呼ぶには当たり前にやられすぎてて。当人たちも罪悪感の欠片も感じてないでしょうし。
なにもかもぶっ壊れるくらいのことが起きないと、なにも変わらないのかな。