移動スーパー「とくし丸」稼働1200台に迫る デジタル活用も
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インフラであり、メディアでもある。
とくし丸の稼働台数は現在、1,133台。毎週、全国のどこかで新しい車両が開業しているから、1,300台は目の前だ。1台の車両が、平均150人のお客さんを担当しているので、150×1,133台=約17万人のお客さんに対面販売していることになる。
基本的に週に2回の訪問なので、3日もあればほぼ17万人のお客さんと顔を合わせ、会話をし、販売ができるネットワークを保有していることになる。コレはもはや、メディアだ。
そして8月1日、名実ともにメディアを発行する。それが「ぐ〜す〜月刊とくし丸」である。偶数月の1日に発行される隔月刊誌。読者対象は、とくし丸のお客さんはもちろん、スーパー店頭に買い物に来られる、とくし丸予備軍ともいえる高齢者の方々だ。
団塊の世代の人たちが80歳に近づき、ボリュームゾーンがさらにとくし丸の顧客対象としてなだれ込んでくる。人口減少が叫ばれる日本市場ではあるけれど、ボクたちの顧客対象者は、コレから減少ではなく増加に転じるのだ。
しかも、彼らはビートルズを聴きながら、学生運動の現場を経験してきた人たちだ。雑誌文化にドップリ浸かっていたのは、いうまでもない。デジタル化が進んではいるけれど、ニンゲンの基本機能はそれほど進化しているわけではない。食って寝て、仕事して遊んで、苦しんだり楽しんだり。
アナログ雑誌で、新境地を確立する。日販やトーハンの既存の流通を介さず、全国に広がる提携スーパーのネットワークを活用し、自社流通として雑誌を発売する。この仕組みも、出版業界からいうと画期的だ。
8月1日、ぐ〜す〜月刊とくし丸、いよいよ創刊!近くにあるとくし丸提携スーパーの店頭で、ぜひ手に取って読んでもらいたい。書店やコンビニでは買えない、特殊な雑誌だ。