全国で梅雨明け 最後は九州北部、夏本番
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やっと全国で梅雨明けが発表されました。
あまり知られていませんが、この時期に発表される梅雨明けはあくまでも「速報値」で、梅雨入り、梅雨明けはともに全体的な天候を加味して、9月に気象庁が発表する確定値で確定になります。
明確な数値基準があるわけでないため、連日に大雨が続いていた九州北部では明けを発表するタイミングがなく、この時期になったのではと思います。
梅雨明けを宣言したからといって何か大きく変わると言うわけではないので、引き続き大雨や土砂災害には注意しましょう。関東地方が九州北部に対して早く梅雨明けしたという点では2017年から3年連続で続いたこともあり、今年も同様の傾向で、太平洋高気圧が南から強まるのではなく東から強まって、先に関東から梅雨明けという状況になったためです。梅雨入り・梅雨明けの確定値は9月1日に発表されますが、今年も速報段階から何日も動かないものと思われます。
ちなみに、梅雨入りは出水期の大雨などの防災対策を促す意味で発表されているのは知られている話ですが、では梅雨明けは防災対策の終了、を意味するものではなく、夏の本格的な暑さの到来、また九州などでは台風シーズンへの切り替えを意味するものとして防災対策の種類が変わることを知らしめるものです。
今年も御多分にもれず、すでに台風5号が台湾方面に進みつつありますが、さらに後続の熱帯低気圧がフィリピン沖に発生しかかっており、その後も数値演算では日本の南の海上では熱帯低気圧が発生しやすい状況が続くことが示唆されています。すでに真夏の猛暑に焼かれる毎日ではありますが、今後は熱帯低気圧の動きにも注意が必要となりそうです。
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