そごう・西武を9月に2100億円で売却へ、近く臨時取締役会-関係者
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2100億が安い印象なのかもしれませんが、ことファンド傘下では、企業価値は高く見積もると後が怖いです。PEの基本は、グループ企業の一員として成長可能性を限定されてしまっている事業を切り離し、阻害要因を取り除いて成長を促すことです。その余地がなければ、リストラしかやることがなくなります。
百貨店はインバウンドの伸びしろを取り込める店は限られるので、良い店のポテンシャルを最大化しつつ、不振店の出血を止める。その余地がどれぐらい残っているかが成否を分けるように思います。
注目のコメント
7&iHDからすると収益性の低い、百貨店事業を売却したいのでしょうが、そごう・西武の社員からすると、池袋でヨドバシを誘致しようとしていたように、業態の転換やリストラクチャリングの可能性が高い外資ファンドへの売却は不安だと思います。
豊島区との協議も経て、一旦白紙になっていた池袋の再開発はどうなるのでしょうね。池袋駅周辺の現行の都市再生計画は、以下の通り。
文化発信拠点としての再生が目標で、その中心にヨドバシカメラに来られては具合が悪い、という訳です。経済合理性と理想の折り合いをどうつけるか。究極の選択です。
https://www.chisou.go.jp/tiiki/toshisaisei/kinkyuseibi_list/pdf/profile/15_ikebukuroeki.pdf本来ならこういった事態に備えて安定株主になってもらうために、鈴木敏文氏と和田俊明氏との間で、合意したからセブン&アイの傘下に入ったのだからそごう西武から見れば話が違うと言うことになるだろう。いくら、今は相談役に退いたとはいえ経営陣の一員である鈴木さんがダンマリというのはそごう西武としても。納得がいかないだろう。それにしても井坂体制になってからフラフラしているだけでグループ全体を俯瞰できずに、コンビニ事業しか目がいっていない。東洋経済の記事によると伊坂社長はクレディセゾンの林野会長にコンビニ野郎と罵られたの事だが、そう言われても仕方ない位にコンビニ事業にしか目がいっていない。コンビニ事業が好調のせいか、、ヨーカ堂の改革も対イオン体制の構築も出来ていないし利益の殆どはコンビニ事業からのものだ。かつてのヨークグループからは考えられないくらい下品な企業集団に落ちぶれてしまっている