[21日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、南部クリミア半島とロシアを結ぶクリミア橋について「平和ではなく戦争をもたらす」ことから「軍事目標」であるとの認識を明らかにした。

クリミア橋では17日に爆発あり、民間人2人が死亡し、橋の一部が破損した。ロシアはウクライナによる「テロ行為」と非難したがウクライナ側は関与を認めていない。ロシアは2014年にクリミアを一方的に併合している。

ゼレンスキー氏は米コロラド州アスペンで開かれた安全保障関連会議でオンラインを通じて演説し、クリミア橋が「国際法に違反した敵の施設」だと強調。「つまり、われわれにとって標的となるのは当然だ。平和ではなく戦争をもたらすものは無力化(破壊)される必要がある」と主張した。

クリミア橋の攻撃とロシアの黒海穀物輸出合意からの離脱との関連性は否定した。