米国株式市場=上昇、企業決算に注目 ダウ8連騰
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きょうのNY株式市場でダウ平均は8日続伸。
決算に注目が集まる中、取引開始前にゴールドマン<GS>が決算を発表し、不動産の評価損やグリーンスカイ融資事業を傘下に持つ消費者向け事業の、のれん代償却が最終利益に響きましたが、同銀は事前に冴えない決算になりそうだと警告していたこともあり、株価は上昇しています。
エコノミストやストラテジストからは依然として懸念の声が多いものの、米株式市場はその声を無視し、堅調な推移を続けてダウ平均は8連騰しており、2021年3月以来の最長となっています。
これまでのところ、決算シーズンは好調なスタートを切っています。
事前予想自体が下方修正されていた面も大きいですが、S&P500企業のうち、決算を発表した企業の82%が予想を上回る最終利益を報告しています。
ソフトランディングのシナリオが市場の雰囲気を後押ししており、先週の米消費者物価指数(CPI)も勇気づけている模様。
年末に近づくにつれ、業績が下降線を辿ることを信じるのは難しくなって来ており、多くのIT・ハイテク企業の業績を見ると、一旦落ち込んだ業績が再び加速し、成長し始めており、それは年初とは全く異なるシナリオとも言えそう。
VIX高も依然として楽観圏内です。