【提案】ChatGPT時代こそ「手紙」を書こう
- 「完璧じゃない」から伝わる
- 時間をかけて関係性を育む
- 「想像力」を揺さぶるメディア
- デジタルとは違う「没入感」がある
- 手紙の醍醐味は「脱線」
- こんな時代だから、手紙を書こう
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先週、会ったことのない議員から丁寧な書状をいただき、恐れ入り、手書きで返礼することとした。下書き文章はChatGPTを使うまでもなくサクサクできた。そこからよ問題は。便箋と封筒をようやく見つけ、万年筆を探し出してインキを入れ、ここまででだいぶ疲れたけれど、えい、縦書きに書き始めた。ダメ、どうにも字にならん。行列も乱れる。むかし郵便局長だったオレだが。すっかりデジタルで手紙力が落ちている。何とか書ききって、日本郵便の世話にならず自分の足で届けた。コンプリートしてみると気持ちがいい。たまに書くのもいいね、手紙。
私は人間の感情を揺さぶるのは、デジタルよりアナログだと思っているので、手紙を書くというのは良い事だと思います。
ChatGPTには手紙は書けないと考えられているかもしれませんが、実は手紙を書く上でもChatGPTに相談しながら書くと、より自分にとって完成度の高い文章にできると思います。
イメージとしては、固くなった引き出しの中に自分の描きたい文章が入っていて、その引き出しをスッと開けてくれるのがChatGPTという感じです。自力で書かないと意味がないと言われるかもしれませんが、自分の心を表現する上で、インターネットを使うのと変わり無いので、私は良い事だと思います。
デジタルの海の中で、アナログを大事にする取り組みは、幸福につながる事だと思います。
特集最終日は趣向を変えて「手紙」についてのインタビューをお届けします。取材を進めていくなかで、ChatGPTが代替しないものは何だろうかと考えた時、それは手紙かもしれないなと思いました。
では、今の時代に「手紙を書く」とはどういう意味を持つ行為なのか。改めて、毎月クリエイターから手紙が届くサービス「sotto」を運営されるエッグフォワードの山本さんに伺いました。
本旨とは少し逸れるのですが、「sotto」では手紙にほんのり「香り」がついて送られてくるそうです。五感で楽しめる仕掛けをつくれるのは、やはりリアルサービスならではの面白さですね。
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