2023/7/23

「プーチン氏は悪い人？」子どもに聞かれたら何と返す？

NewsPicks編集部

NewsPicks編集部

「仮説を立てる力」こそが、これからの時代を生き抜く武器になる。

サイエンス作家・竹内薫さんの新著『AI時代を生き抜くための仮説脳』（リベラル新書）は、私たちに改めて「仮説」を立てて物事を考えることの重要性を教えてくれる。

「今週の1冊」後編では、初等教育レベルのフリースクールの校長でもある竹内氏に、AI時代の「子どもの教育」のあり方についてインタビュー。

・ChatGPTを子どもにどう使わせるべきか？
・子どもの素朴な疑問に、親は何と答えるべき？
・「自分の頭で考える習慣」を育むために、自宅でできることは？

など、「AI」や「仮説を立てる力」をキーワードに、率直な疑問をぶつけた。

INDEX

• 子どもに「ChatGPT」はアリ？
• 「探究型学習」の時代へ
• 「プーチン氏は悪い人？」と聞かれたら
• 「ロールモデル」を考えてみよう

子どもに「ChatGPT」はアリ？

── すでに各所で議論されていますが、「子どもにAIを使わせるべきか」と戸惑う方も多いです。教育者である竹内さんはこのテーマをどうお考えですか？

コメント

注目のコメント

• 佐藤 元則

  NCB Lab. 代表

  ・2023年07月23日

  「プーチンは悪い」で終わらせるのではなく、なぜそう思うかを聞くことが大切。その通りですね。
  
  私の孫は、「なんで？」という言葉を言いつづけます。「プーチンは悪い」という回答には「なんで？」。「ウクライナという国を侵略しているからだよ」と答えると、「なんで？」・・・。とどこまでもこの会話がつづきます。
  
  子どもたちには、暗記型ではなく、探究型学習を身につけることが重要。大人も同様です。
• 比屋根 一雄

  三菱総合研究所 執行役員兼研究理事 生成AIラボセンター長

  ・2023年07月23日

  小学生に仮説を立てる力を求めるのはやり過ぎ感があります。子供達には、好奇心のおもむくままに、生成AIと会話し続けることを勧めたいです。その結果が有益だろうかはあまり関係なく、会話の過程を通じて、さらに好奇心が刺激されれば充分です。
  
  もし夏休みの課題に使うのであれば、テーマを探すことや、その課題の進め方を相談するのに使いましょう。そして課題をやったら、生成AIに批評してもらうのが良いです。
• 高橋 智香

  NewsPicks 記者・編集者

  ・2023年07月23日

  新刊書籍の著者にインタビューする本連載。昨日に引き続き、サイエンス作家で初等教育レベルのフリースクールも運営する竹内薫さんのインタビューをお届けします。
  
  後編では以下のようなテーマを中心に、教育者としての竹内さんの意見を伺いました。
  
  ・ChatGPTを子どもにどう使わせるべきか？
  ・子どもの素朴な疑問に、親は何と答えるべきか？
  ・「自分の頭で考える習慣」を育むために、自宅でできることは？
  
  取材を振り返ってしみじみ思うのは、時間を巻き戻して「探究型」の教育を受けてみたいなあ、ということです。