[ワシントン 18日 ロイター] - 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は18日、カリフォルニア州で発生した電気自動車(EV)大手テスラの量販車「モデル3」の衝突事故について、特別調査を開始すると発表した。

事故は今月5日に同州サウスレークタホで発生。スバル車「インプレッサ」を運転していたドライバーが、モデル3との正面衝突で死亡した。モデル3は当時、運転支援機能が作動中だったとみられる。

NHTSAは2016年以来、「オートパイロット」のような運転支援機能の使用が疑われる衝突事故30件以上の特別調査に乗り出している。これらの事故では20人の死亡が報告された。

NHTSAは6月、オートパイロット搭載のテスラ車83万台と、消防車を含めた停車中の緊急車両との衝突事故に関する欠陥調査を技術工学解析に格上げした。

NHTSAは今月、オートパイロットの調査に関し、テスラに対して19日までに最新の回答と現時点のデータの提供をするよう求めていると明らかにした。