2023/7/18

【解剖】なぜ、AIの文章は「浅く」見えるのか

NewsPicks編集部 記者
文章として、何かが大きく破綻しているわけではない。さまざまな情報も網羅されている。
にもかかわらず、ChatGPTの文章は、あまり「頭がよく見えない」ことがある。何かいいことを言っているふうで「浅い」のだ
この「浅さ」の正体をひもとけば、ヒトとAIの差分が、よりはっきりするのではないか。
「頭のよさ」といえば、このところ書店をにぎわせている話題の本が『頭のいい人が話す前に考えていること』(安達裕哉/ダイヤモンド社)
現在、21万部超えのベストセラーになっている同書は、コンサル歴22年の著者が「AI時代に淘汰されない『知性』と『コミュニケーション』の原理原則」をひもといた1冊だ。
「ChatGPT時代の国語力」第2話では、普段の業務でもChatGPTを積極的に活用しているという安達裕哉氏に、AIの文章から「決定的に欠けている要素」と、人間ならではのアドバンテージを解説してもらった。
INDEX
  • 「体験」を伴わない回答の限界
  • 「わかってるフリ」をしてしまう
  • AIは「ロジック」が苦手
  • 「知的」であるための習慣とは