[北京 11日 ロイター] - 中国ネット大手、騰訊控股(テンセント)の対話アプリ「微信(ウィーチャット)」は11日、米アップルがウィーチャット上にオンラインストアを開設したと発表した。

アップルは、中国で圧倒的な市場シェアを誇るウィーチャットで小売りの販路を拡大する。オンラインストアではiPhone、iPad、Mac(マック)などの購入が可能になるという。

中国の消費者の間では、ウィーチャットや中国版Tiktok「抖音(ドウイン)」などソーシャルメディアプラットフォームで買い物をする動きが増えている。

アップルは自社の店舗やウェブサイトのほか、アリババ・グループの電子商取引サイト「天猫」にも出店。今年5月には初のライブコマースも実施した。

カウンターポイント・リサーチによると、中国の第1・四半期のスマートフォン販売は前年同期比5%減だったが、アップルの市場シェアは19.9%と、2014年以降で最高を記録。市場が縮小する中、販売は前年比で6%増加した。