オランダのルッテ政権崩壊 国王と今後の対応協議
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ルッテ内閣で当初合意されていた移民対策は、
・家族を呼び寄せできる移民
と
・家族の呼び寄せはできる移民
というカテゴリーに分けて、一定数の移民受け入れを続ける、という案です。
つまり、日本でいう技能実習と特定技能という2つのカテゴリーをつくる、という仕組みに似たところがあります。
家族呼び寄せは、米国でもEUでも、移民・難民問題の中心課題です。
家族と共に暮らすのは基本的人権であるから守られなければならない、という原則があります(日本では、ここのところはあまり本気で問題にされたことはありません)。
家族の呼び寄せができると、1人の移民・難民が定住すると、10人の家族が来る、といったことになります。その中の子どもたちが成人すると、出身国の人間と結婚して家族になった、という理由でさらに出身国から数十人が呼び寄せられます。
ルッテ内閣は、家族呼び寄せを制限しようとしたのですが、反対の世論も大きく、連立与党の一部が、この案の取り下げを求めてルッテ首相と対立、連立離脱に至り、ルッテ内閣は下院の多数派の支持を失いました。
オランダ内閣総辞職へ 難民抑制策巡る協議決裂
https://newspicks.com/news/8644789?ref=user_1125005技能実習で入る外国人の犯罪を止めることすら出来ない我が国の運用体制下で大量の移民を受け入れた場合に何が起こるかは想像に難くない。そして起こった状況に対して政治家が発するであろう言葉まで頭をよぎる。
「当初の想定外の出来事」
生きづらくなっても、歯を食いしばり耐え忍ぶ日本人の姿がきっとそこにあるのだろう。その頃には今の政治家も、政策立案・推進した人たちもこの世にいない。導入した歴史に名を刻んでも、その責任を負う必要がない。何ともいい加減な話だ。
オランダの記事を見ながら、日本の未来図を眺めている気分だ。