麦で「本物」ストロー生産 産地の福井、環境配慮
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化石世代のオジン、いや、最早オジイの思い出話です。
私の子供時代は、ストローは麦わらが当たり前でした。手で押すと、縦にパリンとひびが入って潰れたものでした・・・ 当時、肉屋さんが肉を包んでくれるのは筍の皮でした。わらび餅は薄い経木で作った舟に乗って来たんです。経木の舟はいろんなものを入れるのに使われていましたが、なぜか手押し車で売り歩いていたわらび餅が強い記憶として思い浮かびます。確か、近所の神社のお祭りの大当たりで沢山貰ったコンニャクの味噌おでんも経木の舟に乗っていた。家に持ち帰って両親と爺ちゃんが喜んでくれた記憶が鮮明です。お好み焼きやポン菓子は新聞紙に包んだ形で受け取りました。いまじゃ考えられないことですね (^^;
小学校も半ばになってプラスチックか何かカラフルなストローに出会った時は、綺麗ではあったけど、なんだか違和感がありました。でも、麦わらのストローはあっという間に消えていきました。筍の皮も経木の舟も今は忘却の彼方で、知る人も少なくなったでしょう。
思い出深い「本物のストロー」、使ってみたいな~ \(^o^)/面白いですね。技術論のみ述べると、脱プラのストローおける課題は表面の疎水性(水をはじく性質)と滑らかさの2点です。
・紙は水を吸うので、結局のところプラスチックをコーティングしたりする場合が多いです
・表面の凹凸があると炭酸の気泡が発生しやすくなり、炭酸飲料がストローから吹き出てきます(コーヒー飲料では問題になりません)
麦わらがこれらの2点をどの程度克服しているかに興味があります。面白い試みですね。コストが課題になるので、高単価の商品の付加価値として活用されるという用途はありそうです。何よりも消費者側が不便を許容できるようになる必要があります。サステナブルな商品のあり方を考えると、様々な領域においてこの不便の許容の問題に直面すると思います。そろそろ我々は利便性価値を一旦脇に置くタイミングに来ているのかも知れません。