オランダ内閣総辞職へ 難民抑制策巡る協議決裂
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オランダの議会制民主主義は、多極共存型の典型として知られています。
二大政党制とは異なる、乱立する小政党が適宜連立して政権を構成します。
総議席150 の下院では、1~20議席くらいの政党が多数乱立しています。
ルッテ首相の自由民主党は、第1党ですが、34議席です。
連立政権は中道右派的な諸政党で構成されていますが、自由主義的な政党はむしろ移民導入推進派で、協議がまとまりませんでした。
総選挙になると、議会の構図が大きく変わります。
世論調査では、農民市民運動(現在は1議席)が第1党になる勢いを示しています。牛のゲップを削減するために畜産業を縮小するといった政策に激しく反発し、環境政党などと激しく対立しています。
農民市民運動が第1党になって、右派的な諸政党と連立する可能性が高いと見られます。