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世界の平均気温とは、現在は気候学モデルで北極から南極までシミュレーションした気温を平均化することで求めています。ですので日々の値も観測ベースではないので日本の気象庁は公表していません。米国NOAAも同様なのですが、元になるモデルが公表されている関係で、第三者がこれを使って解析したデータを掲載しており、それを情報源としてこうした数字が報道ベースに乗ってきています(なお欧州については再解析データとして速報性は薄いですが平均気温データ自体は提供されています)。

そのサイトによると、7月3日の平均気温が17.01℃、7月4日に至っては17.18℃ということです(すでに4日の気温を見て、二日連続で記録更新だと騒ぎ始めた記事も海外では見受けられます)。2016年8月13,14日両日と、昨年7月24日が16.92℃でタイ記録であったのを打ち破った高い気温ということになり、地球温暖化の深刻さをうかがわせるようなものですが、問題は産業革命前水準(1850~1900年)から+1.5℃という線をほぼほぼ上回るであろうということにあります(1.5℃とは2015年のパリ協定で目標とされた水準で、今年の国連気候キャンペーンでも謳われている数字です)。

温暖化は、どちらかと言えば「暑い夏」ではなく「暖かい冬」によってもたらされます。ですので北半球における冬場はすでに+1.5℃水準を上回ることはそれなりにあったのですが、夏場は+1℃近辺で推移することが大半でした。ところが5月ごろから顕在化してきたエルニーニョ現象により特に南太平洋の気温も高めにキープされていることから、南半球が寒くなくなり今回+1.5℃水準をスパイクして超えてしまったということになります(実はすでに今年6月9,10日と+1.5℃水準を上回っていました)。

今後も夏場に+1.5℃をどんどん超えてくるようなことがあると、いよいよ冬場では+2.0℃超えという場面も発生しそうで、パリ協定は早くも目標が崩れることになります。すでに現状で到達は厳しいとみていた目標ではありますが、戦争もあるし仕方ない、で終わらせない意識は、少なくともここ10年満足に原発が動いていない国の国民としては持っておいたほうが良いかと思います。
こういったニュースを見て危機感はあるものの、一体個人の行動変容がどれくらいの効果を生むのか、実感しにくいため、行動につながらないというケースが多いと思います。ですがまず一歩目は関心を抱くことかなと思います。
「世界の平均気温が3日に17.01度を記録し、観測史上最も暑い日となったことが、米海洋大気局(NOAA)の米国環境予測センター(NCEP)のデータで分かった」とのこと。
世界全体で暑くなっているのですね。