「株主選び」が企業価値高める
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株価を意識した経営の適時開示を出す企業も出てきていて、ここはまさに、IR人材が鍵をにぎります。
記事で言及されている『戦略的な投資家向け広報(IR)』の重要性が高まっているのを年間100社の企業訪問する立場からひしひしと感じています。PBR=PER(投資家の期待値)×ROE(資本効率)であらわす事がでますが、今はROEに寄った自社株買いと配当の施策が多いです。しかし、この先に求められるのはPER。株価を意識した経営の適時開示を出す企業も出てきていて、ここはまさに、IR人材が鍵をにぎります。株価や時価総額を意識して、PERを高める事が下品だと思っている風潮が日本にあるように感じますが。そんなことはありません。自社の魅力を丁寧に伝えて、本来あるべき企業価値として評価されるのは当然の動きです。上場企業は株主を選べないが、「選ぶ努力」はできる。
ある上場企業のCFOが「株主の質は経営の質」と話した。短期的な業績「ばかり」を気にする株主の声を重視すれば短期的な経営になる。
企業の「本源的価値」を評価して買う株主が増えれば、結果的に企業価値(株主価値)は高まる。そういう投資家にアプローチすることが企業の成長を支える。株主と会社(経営者)の関係は、経営という業務を委託・受託している関係ですから、本来であれば会社が株主を選ぶというのは有り得ないのですが、実際は良い株主(出資者)を選ぶことはとても重要ですね。
もちろん上場企業であれば流動している自社株式を誰が所有するかは選びようが無いのだけど、それでも例えば国内の機関投資家に比べて海外機関投資家の所有割合が高い(または低い)時に、戦略的に低い方の投資家にIR活動していくとか、実務的には行うものですよね。
IRって凄く大変だと思います。
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