ハーバード大の「レガシー入学」は違法、団体が米教育省に調査求める
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レガシー入学は多くの大学に存在します。但し、成績基準も高く設けてあり、一般受験者枠よりは多少合格率は高いものの、格段に容易に合格するというものではありません。卒業生を親に持つレガシー受験者は、その大学の理念をより深く理解しており、校風との親和性が高いという理由も大きいと思います。一方で大口寄付者の家族が受験する場合,特別配慮がなされるケースも多々あり、このような大学側の方針も今後焦点になりそうです。
注目のコメント
マイノリティ支援のアファーマティブアクションが違法とされたことに対して、今回は主に白人支援のアクションに対して違法を申し立てという逆襲ですね。
アメリカの大学の寄付金集めは本当に激しい(特には厳しい)です。例えば、ビジネススクールでは5年に1回大規模な同窓会を企画し、その前後に寄付金を集めるべく様々な仕掛けをします。印象に残っているのは、自分が払う金額と同等の金額を成功した卒業生起業家が払って、実質的に2倍の金額を集めるなど。また、各学年に寄付金を集める担当者がいて、同級生からの強い勧誘もあります。
アファーマティブアクションで入学してきた人数との比較はわかりませんが、個人的には大差ないかもしれないと感じています。今回のロジックとしては成り立つと思うので、保守派の支持者が多いレガシー入学が何かしらの形で認められたら、保守派がアメリカの教育界での力を更に増すことになりそうです。アメリカのような国でレガシー入学のような慣行があることは意外です。
我々世代には日本でも裏口入学というのは割とあったが、あくまでもこっそりやるものであり、表向きはないことになってましたから。