[3日 ロイター] - 米国株式市場は祝日を控え短縮取引となる中、S&P総合500種がほぼ変わらずで取引を終えた。テスラや銀行株が上昇したものの、ヘルスケア株の下げで相殺された。

テスラは6.9%高で終了。第2・四半期の納車台数が46万6140台と、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の44万5000台を上回り、過去最高に達したことを受けた。

米連邦準備理事会(FRB)の年次銀行ストレステスト(健全性審査)合格を受け、一部銀行が配当金を引き上げたことで銀行株に買いが入り、ウェルズ・ファーゴは1.7%高、シティ・グループは1.5%高。S&P銀行株指数は1.5%上昇した。

この日は4日の独立記念日の祝日を前に午後1時までの短縮取引となったため、商いは薄かった。ホライゾン・インベストメント・サービシズ(インディアナ州ハモンド)の最高経営責任者(CEO)、チャック・カールソン氏は「多くのトレーダーが不在で、どちらの方向にも取引を傾けようとする人はほとんどいない」としている。

S&P主要11セクターのうち、9セクターが上昇。下落したセクターではヘルスケアが0.8%と、最も大きく下げた。テクノロジーは0.3%下落。

米債券市場ではこの日、FRBの利上げサイクルが長期化すれば米経済は景気後退(リセッション)に陥るとの懸念を背景に、2年債と10年債の利回り格差がマイナス109.50ベーシスポイント(bp)と、1981年以来の大きさに拡大した。

この日発表の米経済指標では、米供給管理協会(ISM)の6月の製造業景気指数が46.0と、前月の46.9から悪化し、2020年5月以来の低水準となった。

ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.27対1の比率で上回った。ナスダックでも1.51対1で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は約60億株。直近20営業日の平均は110億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 34418.47 +10.87 +0.03 34369.7 34465. 34286.

8 60 54

前営業日終値 34407.60

ナスダック総合 13816.77 +28.85 +0.21 13798.7 13839. 13773.

0 09 41

前営業日終値 13787.92

S&P総合500種 4455.59 +5.21 +0.12 4450.48 4456.4 4442.2

6 9

前営業日終値 4450.38

ダウ輸送株20種 15614.03 +84.26 +0.54

ダウ公共株15種 912.39 +5.73 +0.63

フィラデルフィア半導体 3703.62 +30.56 +0.83

VIX指数 13.56 -0.03 -0.22

S&P一般消費財 1344.84 +14.30 +1.07

S&P素材 523.53 +1.60 +0.31

S&P工業 908.72 +0.63 +0.07

S&P主要消費財 784.19 +5.37 +0.69

S&P金融 564.63 +3.52 +0.63

S&P不動産 238.68 +2.01 +0.85

S&Pエネルギー 625.50 +1.94 +0.31

S&Pヘルスケア 1535.95 -12.67 -0.82

S&P通信サービス 216.36 +0.28 +0.13

S&P情報技術 3076.34 -9.50 -0.31

S&P公益事業 335.02 +2.22 +0.67

NYSE出来高 4.89億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 33675 + 25 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 33615 - 35 大阪比