EV電池、4工場程度の新設必要=パナソニックエナジーCTO
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電池性能はEVの価値を決める重要部品なので頑張って欲しいですね。北米を制したテスラの電池製造のノウハウはきっと貴重です。
一台50kWhとして、200GWhは400万台分ですか。国際エネルギー機関のEV販売予測では2030年に3690万台、それでもシェア10%なのですね。とてつもない規模です。200GWhの生産は工場投資額を100億円/GWhとすると2兆円です。この前提はGSユアサが決算説明会で置いてますが、ブルームバーグの少し古い値だと約58億円/GWhで1兆4千億円になります。
また現在決まっているカンザス州は、州からの税額控除や従業員の給与支援をしてくれるメリットがあるんですが、立地として適当かというと疑問が無くもなく。
現行バッテリーを数兆円単位で投資&生産するほど、世の中はBEVを必要としているのか。ここは一旦立ち止まるのも大事ですが、中国と米国のチキンレースを止める大義名分を日本が発信できるか。電池はその性質上リバースエンジニアリング効果が大きい製品です。よって生産技術や規模による差別化が明暗を分けます。FPDや太陽光パネルで証明されたように研究開発や生産技術が重要と言われたモノでも一気にコモディティ化してしまう現実がソコに在ります。今後の全固体電池も含め「電池」についてはヘビーユーザーでもあるTOYOTAならイけると思いますがPanasonicには困難な道のりに思えて仕方ありません。