UBS、クレディ・スイス従業員の半数余りの削減準備-関係者
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そりゃそうでしょう。クレディスイスは財務状況が悪く、BIS の基準まで自己資本比率を上げるために、自己資本への組み込みが可能なAT1債と言う融資を大量に受けていた。この融資は償還時に借り換えを繰り返す事で回せるのだが、業績が良く無かった事で借り換え時の金利が二桁を越す勢いになったりとかで、もう無理という事で破綻しました。
預金保護の目的もあり、国はUBSに救済を頼んだわけですが、このUBSもまた、自己資本におけるAT1債の比率が高いのです。つまり、UBSも結構きついと言う事ですね。事情に詳しい複数の関係者によれば、削減はロンドンとニューヨーク、また一部アジアにおけるクレディ・スイスの投資銀行部門のバンカー、トレーダー、サポートスタッフが中心となる見通し。関係者らは、計画が公になっていないとして匿名を条件に語った。
関係者らによれば従業員は既に、年内に3回の人員削減が行われる予定との通知を受けている。削減の第1弾は7月末までに実施される見通しで、残りの2回は暫定的に9月と10月を予定しているという。同業のM&Aで「1+1=2」は不正解。
UBSとCSを素材とみて、これを組み合わせたエンティティが最大の価値を生み出すには、何を引き算し、何を足し算するかを考えて、最適解に近づけるのが経営陣に課せられた唯一のミッションだと考えるべき。
それさえやっていれば、株主は支持するはずです。