[オークランド(米カリフォルニア州) 26日 ロイター] - クラウド上でデータ管理・分析を手掛ける米スノーフレイクは、金融機関や医療、小売を含む幅広い業種の顧客が自社データを使って人工知能(AI)モデルを構築するのを支援するサービスで半導体大手エヌビディアと提携すると発表した。

スノーフレイクが26日に開催したイベントで、エヌビディアのジェンセン・フアン最高経営責任者(CEO)はロイターに、データ規模が小さかった時代はデータをコンピューターに移したが、企業が高価値の独自データを大量に抱える今の時代は「コンピューティング機能をデータに移す」と説明。

エヌビディアが提供する生成AIモデル構築・運用のプラットフォーム「NeMo」をスノーフレイクのクラウドサービスに組み込むとした。

スノーフレイクのフランク・スルートマンCEOは、同社のデータ管理サービスを利用する企業が新たなAIモデルに自社データを学習させることで、事業上の優位性を確立できるようになると述べた。

提携額は明らかにしていない。