日本人は「絶滅」するのか…100年後「人口5000万人」になる「衰退国家で起きること」
現代新書 | 講談社
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注目のコメント
いやいや、人口が5000万人になっても人口密度は今のフランス以上ですよ。特に日本は山岳国家ですから「平地だけの人口密度」なら5000万人でも結構高いレベルにある。人口600万人のシンガポールは日本より豊かです。
戦前の日本は「こんな狭い国家で6000万人の人口は養えない」といって中国大陸に出ていき、「満蒙は日本の生命線」なんて言ってたわけです。戦後の日本も「人口が多すぎる」というのが一貫した考え方でした。
人口が減少する局面ではこの本に書かれているような色んな問題が起こります。ただし、一定レベルで落ち着いてきたら、人口が少ないことのメリットも出てくるでしょう。
政治家は「人口5000万人で、国民が豊かに暮らす国家」を考えるべきです。少子化対策で無駄な税金をばらまいて人気取りをするのではなく、「国家百年の計」を考えることこそ政治家の役目。「国家の繁栄」ではなく「国民の幸せ」が大事です。ワシントン大学が発表した推計でも、世界人口は2064年の97億人でピークを打つと言われています。30万年の人類史で、寒冷期や疫病蔓延といった期間を除けば初めて経験する現象です。日本だけでなく世界で起きることであり、衰退というより地球全体が成熟化していくと捉えデザインすることが求められそうです。
「維持する」という発想を捨てなければいけませんね。
戦略的に縮むのであれば、まずは縮むことを受け入れる必要があります。少子化は、私たち日本人が「自分らしさ」を追求した結果です。ありたい姿を変えない限り、少子の流れは絶対に止まらない。