ロシア大統領府 “ワグネル代表はベラルーシに向かう見通し”
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「プリコジンの乱」によってロシア軍に被害が出たにも関わらずお咎めなしという結果になりました。「あっけなく終わった」という見方もありますがプーチン政権に与えたダメージは極めて大きかったとみています。これによりプーチンはウクライナ侵攻の主力だったワグネルに頼れなくなったことでさらに形勢不利になるでしょう。国内でもこうした謀反の動きが明るみになったことで政権内部は動揺して国民の厭戦ムードが高まることは必至でしょう。
この5時間位の動きはざっくりこんな感じでしょうか
・ワグネルがモスクワへの進軍をやめる
(すでに制圧していていたロストフ集の軍事施設から撤退)
・ベラルーシのルカシェンコ大統領が仲介
・プリゴジン氏は反乱罪に問われず、ベラルーシへ(亡命か)
・反乱に参加したワグネル戦闘員たちも恩赦
・ショイグ国防相、ゲラシモフ参謀総長は更迭されず、留任の方向?
・ワグネルの一部はロシア軍の指揮下に?
特に、プリゴジンの島流し&ワグネルの処遇を見ると今回の武装蜂起はほぼ、プリゴジンの完敗と見るべきではないでしょうか。最低限、ショイグかゲラシモフの更迭、ワグネルの現状維持がないならプリゴジンの要求は何一つ通っていないように見える。(ロシア軍と戦ったのに処罰されないのはもちろん異例ですが…。)
ベラルーシに亡命というのもおかしな話。ロシア軍ががっつり展開している同盟国に「亡命」したところで、プリゴジンからすると影響力が落ちるだけで何のメリットもない。暗殺に怯えながら生きるのはこれまでと変わらないでしょう。プーチンとしては、今回の件でプリゴジンという人物の危険性、厄介さは強く認識したでしょう。プリゴジン氏が6月25日に「無罪放免」ということになってから、2か月です。
飼い主に嚙みついた猟犬の末路です。
見せしめにしなければ、他の猟犬への示しがつきません。そうしないと、思い上がって、他にも噛みついてくる猟犬が現れてしまうかもしれません。
(きのう、プリゴジン氏がアフリカにいて話している動画が流布されていましたが、あれはフェイクでしょう。後ろの人物などが不自然なくらい動いていませんでした。)
ロシア大統領府 “ワグネル代表はベラルーシに向かう見通し”
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