主要企業98%に女性取締役 ゼロは9社、多様性前進
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これで例えば女性取締役比率が30%とかなったら、「めでたし、めでたし」ってことになるんでしょうか。
KBSでは毎年1年生の基礎クラスで古典「12人の怒れる男たち」で男ばかり12人でもめっちゃ揉めることを見て「多様化を活かしその果実を得るための面倒くささ」などさまざまな側面を議論します。そろそろそうしたフェーズに入っていく必要があるのではと思いました。イタリアやフランスで39%-45%を女性役員が占めており、アメリカでは30%弱という中、日本はまだ12%です。
一人以上が98%という進化をもっと推し進めていき、最終的に一番大事なことはジェンダーバイアスなく、実力で選択されることです。この取締役というのは社外取締役も含むのだとすれば、とりあえずなんとか1人社外から入れた、というような状況でしょうか。
仮にそれが事実だとしても、外圧があることでまずは形から進む、ということが大事な局面だとは思います。
そして、仮に形から入ったとしても3割を超えた時に、企業が、体感値としてダイバーシティの価値を実感できることが重要だと思います。その体験を作ることが、今は何より大事なのではないでしょうか。ただでさえ、多様性の少ない日本だからこそ、多様な価値観の中で生まれる新しい視点、議論の進展を体感することがそもそも私たちは少ないはずです。そういう体験が積み重なって初めて、数字や理論で理解していたダイバーシティが、我が事として捉えられ、経営を進化させるのではないか、と感じています。